長崎といえば「長崎くんち」でしょう
「長崎くんち」とは
長崎の氏神である「諏訪神社」の秋の大規模なお祭りです。
長崎くんちの起源
寛永11年(1634年)にまでさかのぼります。当時、二人の遊女が諏訪神社神前で謡曲を奉納したことが、始まりとの説が有力のようです。この奉納の踊りは祭りとして毎年催されるようになり、さらに長崎らしい異国のエッセンスも加えられ、江戸時代からは現在のスタイルに近い、豪華絢爛な祭りに発展していったそうです。
竜のハリボテを持った何人もの黒子が、まさに竜が生きているかのように練り歩く様子をテレビやポスターで見たことのある人も多いのではないでしょうか。この竜の踊り以外にも、クジラの潮吹きを模倣したものや、昔の外国人の風情の踊りなど、長崎ならではの凝った踊りが奉納され、見ている観光客を楽しませます。
具体的なみどころ
一番有名な「龍踊(じゃおどり)」、そして「鯨の潮吹き」「太鼓山(コッコデショ)」「阿蘭陀万才(おらんだまんざい)」「御朱印船(ごしゅいんせん)」などです。
(龍踊)
(七年に一回のコッコデショ)
これらはポルトガルやオランダ、中国など南蛮のエッセンスや、紅毛文化の風情を色濃くふくんだ、長崎独自のダイナミックな奉納踊で、一見の価値があります。
この「長崎くんち」の奉納踊は、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
(阿蘭陀万才)
スポンサードリンク
開催期間と場所
毎年10月7日・8日・9日です。踊りの会場は諏訪神社(長崎市上西山町)、長崎市公会堂前広場(長崎市魚の町)、お旅所(長崎市元船町)、 八坂神社(長崎市鍛冶屋町)です。
長崎くんち鑑賞にはチケットが必要
「長崎くんち」のしおりも発売されていますし、公式サイトでも情報収集が可能です。また、鑑賞にはチケットが必要で、全国のコンビニなどでも購入することができます。忘れないようにしましょう。
ぜひ長崎といえば長崎くんち、といえるぐらい派手で見ごたえのある秋祭りに行かれてはいかがでしょうか?
スポンサードリンク